2010年 02月 23日
"これが木工の醍醐味でしょう!!" |
ヒノキの扉製作も佳境に入りまして、
部材の機械加工も終わり、
いよいよ仕上げ削りです。
まずは、部材を水拭きしておきます。
ここまで気をつけながら扱ってきていても、
どっかしら当り傷など付けてたりします。
水拭きすることで、凹んだところを復活させ、
仕上げ削りに備えます。
水気が乾くまでの間に、鉋の刃を研ぎ、台直しをします。
鉋の台は樫の木なので、もちろん乾燥や湿気に影響を受けます。
そのため、仕上げ削りの前には必ず、
台の下端(シタバ)を理想の状態に整えます。
ヒノキは普段扱っている広葉樹とは比べ物にならないくらい、
気持ちよく鉋がかけられます。
シュルシュルシュルっと…。
気持ちの良い抵抗感は、
綿のような鉋屑を巻き上げて、
艶やかな平面を作り出し、
辺り一面を、森の香りで満たしてくれます。
ちょっと大きめの扉ですので、組み立てには
少々苦労しました。
あとは接着剤が完全に硬化したのち、
目違払いをして、金物を付けると
納品できます。
明日中には取り付けにいく予定です。
が、午前中は動けません。
そうです、バンクーバーオリンピックの
女子フィギアスケートのショートプログラムがあるので、
それが終わってからですね。
「すいません、4年に一度のことなので棟梁許してください。」
by ooba-mk
| 2010-02-23 22:37
| 木工屋
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