2009年 09月 12日
”フラッシュ家具” |
フラッシュ家具を製作します。
フラッシュ構造とは、
心材(合板、MDF、パーティクルボードなどの動きの少ない素材)を
梯子状に組み、その両面に合板を貼付けて作る構造を云います。
そのパネルを、ダボや木ネジや接着剤で組み上げて製作した物が、
フラッシュ家具です。
一般にフラッシュ構造は、安物家具と見られることが多いですが、
欧米の高級家具にも随分使われています。
無垢の家具より軽くし上がり、湿度の変化で扉が反ったり、
引き出しが抜けなくなることもありませんし、
大きく均一な平面や曲面を作ることが容易など、利点も多いのです。
まずは、心材を梯子状に組み
接着剤を塗り、
表面材(突き板、プリント合板、カラー合板、樹脂板など)を貼付けます。
今回は、たもの突き板を使用します。
(突き板とは、無垢材を厚さ0.2〜0.8mm位にスライスし、
ラワン合板に張り付けたものを云います。)

これがフラッシュ構造。(片フラです。…片面フラッシュ)

まずは、パネル作りです。
すべて、接着材を塗ってからプレス機で圧着しました。

次は面材を張ります。
(パネルの切断面は、面材と心材が見えているので、その部分をカバーします。)
今回は、タモの無垢材を貼っています。
作り方により、箱に組み上げてから面材を貼ることもあります。

パネルが出来ると、箱になるのは早いです。
by ooba-mk
| 2009-09-12 22:48
| 木工屋
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